『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です。』レビュー|モブが世界を変える異色の異世界アニメ

ただのモブだったはずなのに、なんだか痛快だね。

リオンの生き方が我々の心に刺さったんでしょうね。
「ただのモブでいい」と願った男が、気づけば世界を変える存在に――。
『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です。』は、異世界×乙女ゲーという定番設定を大胆にアレンジし、“モブキャラ”だからこそ描ける痛快な逆転劇を生み出した異色のアニメです。
理不尽すぎる世界、理不尽すぎるルール。
それでも平穏を目指してあがき続ける主人公リオンの姿に、笑って、スカッとして、気づけば応援してしまうはず。
この記事では、ネタバレを含めながら、『モブせか』の魅力や見どころを、共感たっぷりに語っていきます!
作品紹介

乙女ゲー世界、いつもと違うテイストだね。
異世界転生もの×乙女ゲームというテーマを大胆にアレンジした、
痛快・逆転ストーリーが魅力の異世界ファンタジー。
原作は三嶋与夢によるライトノベル。
理不尽な女尊男卑社会、無能なイケメンたち、崩壊寸前の階級制度――
そんな”詰んだ世界”に転生してしまった普通の青年リオンが、
モブキャラの立場を逆手に取りながら、自分らしく生き抜く姿を描きます。
アニメは2022年に放送。
制作はENGIが担当し、原作小説のブラックユーモアと痛快さを絶妙に再現。
リオン役には大塚剛央、オリヴィア役には市ノ瀬加那、アンジェリカ役にはファイルーズあいと、フレッシュながら実力派の声優陣が集結しました。
乙女ゲーの”お約束”をぶっ壊しながら進んでいくリオンの戦いは、
笑いあり、胸アツ展開ありの、爽快なカタルシスを味わわせてくれます!
⭐️評価
評価ポイント
✅ ストーリー構成:
異世界転生×乙女ゲーというテンプレを逆手に取った世界観が秀逸!
クソゲー世界で必死に生きるリオンの姿が、単なる異世界チートとは一線を画す。
✅ キャラクター魅力:
リオン、オリヴィア、アンジェリカ、そして攻略対象たち──
どのキャラも「単なる記号」ではなく、生きた人間らしさがちゃんと描かれていて◎。
特にリオンの現実主義とツッコミ芸はクセになる。
✅ 作画・演出:
戦闘シーンや日常パートは十分楽しめるクオリティ。ただ、作画にムラが見られる回もあり、ハイレベルな作画を求める人にはやや物足りない部分も。
✅ テンポ・爽快感:
イライラする展開をリオンが秒速でぶった切るので、見ていてストレスが溜まらない!
圧倒的テンポ感とカタルシスが最高。
✅ オリジナリティ:
「乙女ゲー世界」という設定自体はよくあるものの、
モブ視点×社会風刺までやり切ったのは高評価。
ややギャグに寄りすぎる場面もあるが、逆に味になっている。
総評:
(4.0 / 5.0)『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です。』は、
「モブキャラだからこそ世界を冷静に見渡せる」
そんな視点が斬新で、最後まで新鮮な驚きを与えてくれる異色の異世界アニメです。
リオンの徹底した現実主義と、
理不尽な社会に対するドライなツッコミ、
そして不器用ながらも仲間を思う優しさが、作品に圧倒的な人間味を与えています。
作画面に若干の粗さはあるものの、
ストーリー展開・キャラクター描写・爽快感のバランスは非常に高水準。
異世界転生ものに少し飽きてきた人ほどハマる、
「ありきたりじゃない」エンタメ作品を探しているなら、間違いなくおすすめできる一作です。
魅力3選!この世界に引き込まれる理由
① 主人公リオンの「モブ魂」が痛快すぎる
普通の異世界転生モノの主人公なら、剣や魔法で華々しく無双し、ハーレムを築き、世界を救う……
そんなテンプレを見慣れていると、リオンの生き方は衝撃です。
彼は英雄を目指すわけでもなければ、出世欲もゼロ。
とにかく「平穏で、楽して、静かに暮らしたい」──それだけをモチベーションに動きます。
けれど、リオンが本当に優秀だからこそ、周囲は放っておかない。
しかも彼自身も、
「理不尽なヤツらにやられるぐらいなら、叩き潰してでも守る」
という覚悟を秘めています。
特に、女尊男卑の貴族社会で、
腐りきった上級貴族たちを、理屈と圧倒的な武力でねじ伏せていく展開は、見ていて最高に気持ちいい!
「こんな社会、ぶっ壊してしまえ!」というリオンの本音に、思わず共感せずにはいられません。
リオンの現実主義と、モブ魂に宿る圧倒的なカタルシス。
これこそが『モブせか』の最大の魅力です。
② ヒロイン2人の個性と、リオンとの距離感が尊い
『モブせか』のヒロインたち、オリヴィアとアンジェリカもまた、ただの添え物ではありません。
オリヴィアは天然で心優しい一般庶民出身の少女。
一方、アンジェリカは名門貴族の令嬢でありながら、不器用で真面目すぎるがゆえに周囲から孤立してしまった存在。
この2人が、
“攻略対象ではなく”
“リオンという一人の男を信じる存在”
になっていく過程が、とにかくエモい。
特に印象的なのは、リオンが彼女たちを意図せず助け、そして彼女たちがリオンをただの「英雄」や「王子様」としてではなく、
「同じ苦しみを知る仲間」として絆を深めていくところ。
リオン自身は恋愛感情に対して極めて鈍感で、
「おれはモブだし、女の子に好かれるなんてないない」と思い込んでいるので、
なおさらその絶妙な距離感が尊すぎる!
単なるラブコメ展開ではなく、支え合う関係性を丁寧に描いているところも、『モブせか』ならではの深みです。
③ 異世界×乙女ゲー×社会風刺という独自の切り口
一見、よくある「乙女ゲー転生モノ」に見えるこの作品。
ですが、ふたを開けてみると驚くほど社会風刺が効いています。
- 女尊男卑が極端に進み、男は権利も尊厳もない存在
- 貴族社会が形骸化し、無能な上層部だけがのさばっている
- 乙女ゲーのお約束が破綻し、”イケメンたち”すら救いがたいクズになっている
本来なら「ときめき」と「恋愛」を楽しむための世界観が、
ここまでブラックな絶望感に染まっているのは衝撃です。
そんな”歪んだ世界”に対して、
リオンが「モブ視点」から冷静にツッコミを入れながら、
それでも自分なりに正しく生きようと抗う姿勢こそ、この物語の骨太な部分。
笑って、スカッとして、それでいてどこか考えさせられる。
エンタメでありながら、ちょっとした社会への皮肉や警鐘を感じさせるあたり、
『モブせか』は単なる異世界ファンタジーに収まらない魅力を持っています。
作品を観るには?
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まとめ|モブこそ、世界を変える主役だった

もっと「モブ」を大切にしようか。

自分を賛えながら生きるのは、本当に大事ですね。
『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です。』は、
異世界転生モノ、乙女ゲー転生モノ、どちらにも食傷気味だった人にこそ強くおすすめできる異色作です。
一見ただの脇役に過ぎないはずだったリオンが、
理不尽な世界で、自分の信じる「小さな正しさ」を貫きながら、
気づけば世界すら動かしてしまう。
彼の現実主義、ドライな皮肉、
それでも消せない優しさと正義感に、きっと心を掴まれるでしょう。
- 誰にも期待されない存在でも、自分の力で道を切り開ける
- 世界のルールに従うだけが人生じゃない
- 小さな抗いが、やがて大きなうねりを生む
そんなメッセージを、
笑いあり、爽快感あり、少しのほろ苦さとともに届けてくれる作品です。
「モブでいい。でも、誇れるモブであれ。」
このリオンの生き様に、あなたもきっと勇気をもらえるはず。
ぜひ一度、この痛快な物語を味わってみてください!